ガムを噛むことで顎のたるみが解消できる?

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ガムを噛むことで顎のたるみが解消できる?

女性にとって顎のたるみは気になるもの。痩せている方でも顎のたるみは起こります。ここでは顎がたるんでしまう原因と、ガムを噛むことで手軽にできるたるみ改善について紹介。たるみが気になる方はぜひチェックしてください。

顎がたるんでしまう原因

顎がたるんで二重あごになってしまう理由を、肥満が原因とお考えの方もいるでしょう。確かに肥満によってたるんでしまう方はいますが、実は原因はそれだけではないのです。

顎がたるんでしまう主な原因を3つ紹介します。

1.肥満によるたるみ

顎のたるみとして1番多いと考えられるのが、肥満や脂肪によるたるみ。顎に脂肪がたまると、むくみの原因にもなるので注意が必要です。二重あごになっても放置したままにすると、首周りの脂肪が気管を塞ぐ「睡眠時無呼吸症候群」になることも。悪化してしまうと毎日の生活にも影響が生じます。

2.顎の筋力低下によるたるみ

顎周りの筋力が衰えてしまうことで、二重あごに。顎の筋肉は、柔らかいものばかり食べる・あまり噛まずに食事することなどで簡単に衰えてしまいます。現代人の多くが固いものを食べる機会が少なくなっているので、意識的にするめや昆布などの固いものを食べるようにしましょう。

顎の周辺にはリンパ管やリンパ節が集中しており、筋力の低下によってリンパの流れが悪くなるとむくみが発生することもあります。

3.姿勢や噛み合わせによるたるみ

身体の姿勢や顎関節が歪んでいると、顎周辺の筋肉の動きを阻害されてたるみやすくなります。

肩や首のこりに悩んでいる方は、負担を抑えるために無意識のうちに姿勢が前のめりになりがち。また、スマホの操作やデスクワークで長時間同じ姿勢をしている方も、前のめりの姿勢になってしまいます。

顎関節が歪んでいる、虫歯によって左右の歯を均等に使用していないなども筋肉を上手く使えない原因に。たるんで二重あごを予防するためにも姿勢や噛み合わせは意識的に改善していきましょう。

ガムを噛むことで得られる効果

ガムを噛むことはフェイスラインを整えるのに良いと言われており、肥満やむくみ、筋力アップ効果が期待できます。

1.ダイエット効果で顎の脂肪を減らす

ガムを噛むことで空腹感を抑制して、間食を減らすことが可能です。食前にガムを食べると満腹感を感じやすくなりダイエット効果が期待できます。

ガム一粒あたりのカロリーは3~5kcalほど、高カロリーのガムでも約18kcalなので、30分噛むことで摂取分のカロリーは消費可能。好みのガムでダイエット効果を得られます。

2.ガムを噛んでむくみを取り除く

運動不足や栄養の偏りによってリンパの流れが悪くなると、顔や顎周辺に水分がたまってむくみます。顎のむくみは筋肉を動かして代謝を促すことで解消可能。ガムを噛む動作は顎の筋肉を広く動かすので、血行の流れを良くしてむくみを改善してくれるのです。

3.顎周りの筋肉を動かして筋力アップ

筋力が落ちるとたるみとなりますが、顎周りのたるみも同様。表情筋は骨と皮膚を繋ぐ筋肉なので、衰えると皮膚が垂れ下がってしまいたるみとなるのです。

ガムを噛むことで顎の筋肉に小さな負担を繰り返し与え、鍛えることができます。ガムを噛む際は噛み締める状態をキープするとより効果的です。

たるみを解消するガムの噛み方

ただガムを噛めばたるみが解消できるというわけではありません。正しい噛み方を実践しなければ効果がないのです。ここでは、正しいガムの噛み方を紹介します。

  1. 粒タイプのガムは2~3粒、板タイプは1~2枚を口に入れる。ガムは固めのものを選んでください
  2. ある程度柔らかくなるまで噛み、1つのまとまりにする
  3. ガムを右の奥歯に移動して10回噛む。この時、顎を大きく動かすように意識する。10回目はガムを噛んだ状態で力を入れ5秒ほどキープ
  4. ガムを前歯と奥歯の中間、前歯と3番の噛み方を同じように行う
  5. 左側も奥歯から同様にガムを噛む
  6. 左右で噛み終えた後は、口を大きく開いて10秒間キープ

片側のみで噛み続ける、顎が痛くなるほどの強さでガムを噛むと顔のバランスやかみ合わせが崩れてしまいます。ガムを噛む際は、左右均等を心掛けてください。

ガムの噛み過ぎによるデメリット

手軽に実践できるガムを使ったトレーニングですが、メリットだけではありません。ガムを噛み過ぎることによるデメリットがあることを知っておきましょう。

1.ガムの食べ過ぎでお腹が緩くなる

最近のガムには、砂糖と比べて低カロリーのソルビトールと呼ばれる甘味料が入っています。お菓子やガムなどさまざまなものに使われている添加物ですが、医療用として下剤に使用されることもある成分。そのため、食べ過ぎるとお腹が緩くなってしまう可能性があります。

また、ガムに良く使われているキシリトールは水分を含んで腸まで届く作用があり、便を柔らかくします。ガムの食べ過ぎには注意しましょう。

2.こめかみ周辺の筋肉への負荷で頭痛になる

ガムを食べ過ぎると、こめかみ周辺の筋肉まで動かすことに。普段はあまり使わない筋肉なので、頻繁に動かすことで疲労がたまってしまいます。過度に負担を与えてしまうことで血流が悪化し、頭痛の原因になるのです。

ガムを噛む際は強く噛むことは避けてください。また1日に何時間も噛むのは避けて、筋肉の休息時間を作りましょう。

3.顎関節に負担が掛かる

ガムを噛むために口を動かしますが、その際耳たぶ下にある顎関節を頻繁に動かしています。繰り返し動かしたり、強い力を入れて噛み締めたりすると顎関節に負担が掛かって顎関節症になる可能性も。普段の食事でも顎の筋肉や顎関節に疲れや痛みを感じやすくなってしまいます。顎関節は、摩耗してしまうと手術以外の方法では治らないため、負担を軽減する必要があるのです。

4.繰り返し噛み続けると歯が摩耗する

歯は食べ物を食べたり強い力をかけたりすると、少しずつ摩耗していきます。ガムはクッション効果があり歯の負担をある程度軽減してくれますが、歯と歯の接触は防げません。繰り返し噛むうちに歯は摩耗。歯の表面にあるエナメル質が削れて、虫歯や噛み合わせが悪くなるなど口内にさまざまな影響を与えてしまいます。

ガムを食べる際は顎をずらさずにまっすぐ閉じることを意識して、強い力を与えないようにしましょう。