たるみ治療を全て見てきた医療通訳を徹底取材!

カウンセリングから手術室まで同席、医師の技術を知り尽くしている美容外科の医療通訳が勧める名医とは?

医療通訳とは?

Q.何でハリはなくなるの?

A. 「活性酸素」が原因です

20代半ば以降、ハリのある艶やかなお肌を作ってくれる成分であるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが、線維芽細胞の生成機能の低下とともに、徐々に減少してしまいます。

それは「活性酸素」が原因になっています。ほかの物質を酸化させる力が強い酸素のことで、強い殺菌力があり、ウイルスや細菌から守る役割を果たしています。活性酸素というと、嫌なものであるイメージですが、適度な量であれば問題はないのです。

活性酸素が増えすぎると、正常な細胞や遺伝子なども攻撃してしまうので、美容や健康に関しても、さまざまな悪影響を及ぼすようになります。活性酸素が増える原因としては、加齢のほか、紫外線やストレスなどもあげられます。活性酸素が蓄積してしまうことで、線維芽細胞の機能を低下させてしまい、お肌にとって大切な成分であるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などが幻想してしまうというわけです。

Q.たるみの原因である活性酸素を減らすには、どうしたら良いですか?

A.生活習慣の見直すのが良いでしょう

生活習慣の見直しと食習慣の見直しがポイントです。活性酸素を減らす生活を心掛けることで、お肌の状態を良好に保つことができます。もちろん、クリニックでたるみ治療をするのと同じ効果を望むことはできませんが、たるみ治療に加えて根本的に「たるまない生活」を心掛けることがとても重要です。活性酸素が原因で心筋梗塞、脳梗塞、がん、胃潰瘍、糖尿病、アトピー性皮膚炎、アルツハイマー型痴呆症など、さまざまな病気を引き起こすこともわかっています。

活性酸素を減らす生活

タバコを控える:タバコの煙は活性酸素や有害物質が数多く含まれています。

アルコールは適度に:肝臓がアルコールを分解するときにも活性酸素が発生します。

軽めの運動をする:激しい運動は逆に活性酸素が発生するので、ウォーキングやヨガなどの軽い運動が良いです。

ストレスを溜めない:ストレスで血流が悪くなり、血流が元に戻るときに活性酸素が発生します。これを繰り返すと酸化を促進してしまいます。

紫外線を避ける:紫外線を浴びると活性酸素が皮膚細胞内で生成されます。

このように、活性酸素はいたるところで発生してしまうのです。毎日の生活のなかで、少しずつ心がけていくことで変わってきます。

活性酸素を減らす食事

活性酸素の働きを抑制する抗酸化成分が含まれている食事を心がけましょう。

  • ビタミンC:キウイ、トマト、イチゴなど
  • ビタミンE:ナッツ類、大豆
  • ポリフェノール:リンゴ、ココア、ブルーベリー、赤ワイン
  • カテキン:緑茶
  • βカロチン:緑黄色野菜
  • リコペン:トマト、スイカ
  • フラボノイド:豆類、玉ねぎ、しそ、緑茶
  • セサミノール:ゴマ
  • 含硫化合物:ニンニク、キャベツ
  • アスタキサンチン:エビ、カニの色素

このように見てみると、肉や魚などのタンパク質ではなく、むしろ野菜やフルーツ、大豆やナッツ、お茶などをバランスよく積極的に摂ることが大事だということがわかります。

これは、「たるみ」だけではなく、もっと根本的に美容と健康を維持するために心がけていただきたい生活習慣であり、食習慣です。

Q.たるみ治療にはどのようなものがあるのでしょうか?

A.フェイスリフトなどがあります

手術によるフェイスリフト、切開せずに糸を使用するフェイスリフト、たるみ治療に有効とされる機器による治療などがあります。また、注射によるたるみ治療も選択することができますので方法はさまざまです。

切開が伴う手術となれば、術後は当然痛みや腫れ、内出血などの症状が出て、ダウンタイムにも長い時間を要するというケースもあります。高い技術力とデザイン力が求められる領域でもありますので、信頼できる医師、そしてクリニックを慎重に選んでいただきたいです。中には、切開によるフェイスリフト手術によって、「1ヶ月も顔がパンパンに腫れ、痛みも伴い、普通の生活が送れなかった」「高額な費用と、ダウンタイムなどの負担の割に、全く効果がなかった」という後悔の声も聞かれます。もちろん、これは切開を伴わない治療においても言えることですが、 

医師の技術力が仕上がりに大きな差を生みます。効果の持続期間は10~20年とも言われています。

糸を使用するフェイスリフトは、皮膚の中で溶ける糸を使用し、筋膜を引き上げます。糸の周辺にコラーゲンが生成されるので、たるみの解消とともに、ハリや肌質の変化を感じるでしょう。効果は使用する糸によっても異なりますが、およそ5~6年と言われています。

その他、サーマクール、ウルセラ、ダブロなど、高周波や超音波などによる治療を目的とした美容機器もあります。この美容機器は、皮膚のどの深さまで到達するか、効果もそれぞれ異なりますので、肌の状態や悩みに合わせて治療法を選択します。ハリもメスも使わない美容機器はとても手軽な印象を持ちますが、費用は手軽とは言えず、美容機器の種類にも1回6万円~10万円程度かかります。効果の持続期間は種類にもよりますが、およそ半年から1年といわれていますので、ある程度継続して施術してもらう必要が出てきます。カウンセリングで聞いてみましょう。

また、ヒアルロン酸やボトックス注射なども人気がある治療法です。注射ですから、ダウンタイムもほとんどなく、手軽ですね。ボトックスは、ボツリヌス菌から抽出したタンパク質によって、神経伝達物質「アセチルコリン」のはたらきを弱めて、筋肉が動かなくなりますので、皮膚表面が平らになり、表情ジワなどが目立たなくなります。ヒアルロン酸は注入することで皮膚内の水分量を増やし、肌にハリを持たせることでたるみも目立たなくするというものですが、皮膚内の水分量が増えるので、注入の仕方によっては、かえってたるんでしまったということにもなりかねません。注射も医師の技術力によって大きな差が生まれる治療法ですから、慎重にクリニックを探してください。

Q.まだ30代なのですが、たるみが気になってきました。おかしいでしょうか?

A.おかしくはありません

そんなことはありません。たるみは「老化を実感している人」の10代から60代前半までの幅広い年齢層の人たちの中で、30代後半の悩みで4番目に多い悩みになっております。その後、40代前半になると2番目に多くなり、以降シワとたるみに悩む人が増えていくという調査結果も出ています。

参考文献

また、エイジングケアを行いたいけれど、どうしたら良いか分からないという人も多いということもわかっています。たるみケアは早めに始めることで、効果が得られますので、「気長に、早めに、じっくりと」付き合うつもりで、生活習慣や食習慣、化粧品などの見直しやクリニックでのたるみケアなど、全体的に対策をとっていくことをおすすめします。

たるみ治療にクリニックを訪れる人も30代の方も多くいらっしゃいます。むしろ早めに気付いてよかったと思って、ケアしてください。