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たるみ治療の方法・料金事典
高周波・超音波・レーザーウルセラ
気になるエイジング現象・たるみを超音波で手軽に改善する美容マシンとして、人気が高いウルセラ。その施術費用は一体どのくらいかかるのか、気になるところだと思います。以下に部位別の相場をリサーチしていきましょう。
ウルセラとは
ウルセラは「切らないたるみ治療」と言われる超音波を使用したフェイスリフトマシンです。2004年にアメリカで開発され、肝臓腫瘍の画像診断と除去治療を並行して行うための医療器械(HIFU)をつくる段階で誕生しました。
日本の厚生労働省にあたるアメリカの機関FDA(アメリカ医療機器認証)がウルセラの眉毛のリフトアップ効果を承認し、2012年には首と顎下のたるみ治療の効果についても承認しています。世界の医療行為に関する許認可の頂点の機関にメスを使った施術以外のたるみ治療として、ウルセラがその効果と安全性を認められたのです。
アメリカでは、リフトアップ施術といえばウルセラがスタンダードになっており、日本でも美容外科のアンチエイジング施術に導入されています。これまでのリフトアップ術は、高周波を照射するサーマクールや赤外線を利用したタイタンが主流でした。従来の施術よりも高い効果が期待できるウルセラによって、本来ならメスを使用する切開手術が必要だった「SMAS層(存在性筋膜)」の引き上げも、メスを使用せずに施術を行えるようになっています。
メカニズムとその効果
ウルセラは、HIFU(High Intensity Focused Ultrasound)という「高密度焦点式超音波エネルギー」を使って肌の奥にあるSMAS層(存在性筋膜)へ照射を行います。HIFUが照射された部分は組織が収縮し、肌の引き上げ作用が起こります。収縮した部分を修復するために多くのコラーゲンが生成され、これらの流れによって、施術後から肌が引き締まり、たるみが解消されるのです。コラーゲンが作られるため、効果の持続が期待できます。ウルセラは、人間の創傷治癒能力を活かした施術なのです。
また焦点式のウルセラは、狙ったポイントのみに高密度の熱エネルギーを照射できます。約1mm~1.5mmの範囲ごとに照射可能なので、狙った部分以外の細胞や皮膚にダメージを与えることはありません。また、出力を変えることで、SMAS層だけでなく真皮深層や皮下組織にも焦点を合わせることが可能。どのようなダメージ肌にも対応できる理想的な美容医療機器といえるでしょう。
1回の施術で、たるみやほうれい線の改善が期待でき、フェイスラインをすっきりさせられます。ほかにも眉上へ照射することで上瞼のたるみに首のしわのたるみ改善も。肌にハリが出て、毛穴も引き締まるので一石二鳥です。
副作用
ウルセラは筋膜と皮下組織だけに強力な熱エネルギーを照射します。精確な深さに当てることができれば、やけどを起こすことはありません。しかし、照射位置を間違えると、表皮や真皮の浅いところの層に熱エネルギーが加わり、やけどを起こす可能性も。1回の照射ごとにモニターを確認し、丁寧に照射を行えば、やけどを起こすことはないでしょう。
また、熱エネルギーが皮神経にあたってしまった場合、ピリとした痛みや鈍い痛みが出ることもあります。違和感は、1ヶ月程度で収まるので心配ありません。副作用をできるだけ抑えたいのであれば、ウルセラについての知識や技術が十分に備わっている医師の施術を受けましょう。
ダウンタイム
ウルセラは照射の位置さえ間違えなければ、ダウンタイムはほとんどありません。照射された熱エネルギーは皮膚の表面を素通りし、皮膚にダメージを与えることなく、皮下組織や筋膜に届きます。治療直後に多少の赤みはでるものの、帰宅直前にはほとんど治まっていることが多いそうです。また、人によっては数日間むくみが起こることがありますが、ほとんど目立たない程度。照射した部分を押さえた時に、鈍い痛みを感じることもあるようですが、1~2週間程度で改善されます。日常生活で困るようなダウンタイムはないといえるでしょう。
ウルセラが向いている人
- 顔のたるみを引き上げたい方
- 上瞼のたるみが気になる方
- 肌の張りがなくなった方
- 毛穴の開きが気になる方
- メスを使うフェイスリフトに抵抗がある方
- 顔や首のたるみが気になる方
- ほうれい線が気になる方
- 治療を受けたくても仕事が長期休めない方
- 1回で大きな効果を得たい方
- ダウンタイムを抑えたい方
- 眉毛が下がっている方
- 小顔になりたい方
ウルセラとほかのレーザー治療との違い
ウルセラは、サーマクールやテノールなどの美容医療機器の中で唯一「リフトアップ効果」が公式に認められている機器です。照射機器でありながら、メスを使ったリフトアップ手術のように肌の奥にあるSMAS層にアプローチが可能。筋膜以外の部分を傷つけず、ピンポイントで熱エネルギーを照射できるとして高く評価されています。
またウルセラと同じ仕組みで、たるみ改善に期待ができるジェネリックマシンもあります。韓国メーカーを中心に多数販売されており、リーズナブルな料金で施術できるようコストダウンが図られています。しかし安全性や効果には担保されていないのが現状です。FDAから承認を受けておらず、ヨーロッパでは使用を禁止されています。安全なたるみ治療を受けたいなら、公的機関が承認した機器を選ぶべきでしょう。
ウルセラのたるみ治療
部位別・料金例
2000年代後半に登場した美容マシン・ウルセラ。歴史こそまだ浅いものの、その優れたたるみ改善効果が話題を呼んでいるため、導入クリニックも数多くなっています。料金例を部位別にチェックしていきますので、以下をご確認ください。
額(おでこ)
額の小じわ改善のために照射することも
ウルセラの施術目的の多くは「たるみの解消」にありますが、額に照射することで、シワの改善効果を期待することもできます。マシンの力で肌が活性化することで、ハリが出て、小じわが目立たなくなるでしょう。
目尻
顔の中のさまざまなたるみにアプローチ!
ウルセラは、顔の中でたるみの気になるさまざまな部位にアプローチしていく力があります。そのため、ほとんどのクリニックで「部位別」ではなく「顔全体」で1回いくら、という料金体系が設けられているようです。
目の下
顔の中のさまざまな加齢悩みにアプローチ!
ウルセラは、顔の中でたるみの気になるさまざまな部位にアプローチしていく力があります。そのため、ほとんどのクリニックで「部位別」ではなく「顔全体」で1回いくら、という料金体系が設けられているようです。
ほうれい線
顔の中のさまざまな加齢悩みにアプローチ!
ウルセラは、顔の中でたるみの気になるさまざまな部位にアプローチしていく力があります。そのため、ほとんどのクリニックで「部位別」ではなく「顔全体」で1回いくら、という料金体系が設けられているようです。
ウルセラの
種類別料金相場
ウルセラには「ウルセラ(システム)」と「ウルセラリフト」などの呼称があり、マシンにも数種あるようですが、大きな性能差はない様子。費用設定はクリニックにより異なるので、事前にチェックを。
ウルセラ
FDA(米国食品医薬局)も認めた実力派
ウルセラは米FDAが「リフトアップ効果がある」と認めた、稀有なマシンです。肌表面を傷つけず、超音波の力で肌深部の筋膜(SMAS)へピンポイントでアプローチし、コラーゲンの大量生成によるリフトアップを促します。
- どんなたるみにおすすめか
- 肌のたるみや浅いシワを改善するのに向く
- メリット
- ・肌深部の筋膜にアプローチできる「切らないフェイスリフト」
- ・照射時間は30分程度で、ダウンタイムもほとんどなし
- デメリット
- ・効果持続は半年~1年程度
- ・費用が高め
価格相場
1回10万~40万円程度
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