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たるみ治療の方法・料金事典
そのほかの切らないたるみ治療リポトランスファー
目元のたるみ治療に有効な脂肪注入(トランスファー)。日帰り手術が可能で、一度受ければ長い期間効果が持続します。トランスファーの詳しい治療内容や料金について、気になるところをリサーチしました!
脂肪注入(リポトランスファー)とは?
目の下のくぼみに脂肪を注入する施術
リポトランスファーは目の下のくぼみに脂肪を注入する施術のことです。自分の眼窩脂肪(がんかしぼう)あるいはお尻やお腹などの脂肪を採取して、不純物を徹底的に取り除き濃縮した脂肪を注入して膨らみを出します。脂肪以外の異物は注入しないため、安全性が高く副作用が出にくい施術としても評判。個人差はありますが、ヒアルロン酸やボトックスとなどの注入術に比べて生着率が6~7割と高いのも特徴です。
脱脂術とセットで行なわれる
リポトランスファーは一般的に脱脂術とともに行なわれます。脱脂術で目元の脂肪を取り除き、その脂肪を利用するのです。なぜ、脱脂術が必要かと言うと、目の下のたるみの原因が眼窩脂肪(がんかしぼう)という眼球と眼球を支える骨の間にある脂肪が原因で起こるためです。眼窩脂肪は眼輪筋という筋肉によって支えられていますが、年齢を重ねると支える力が弱くなります。その結果、脂肪が眼球を支える骨から飛びだして、たるみとなってしまうのです。
目元が若々しくなる
脂肪さえとればたるみが改善されると思っている人もいるでしょう。しかし、脂肪のみを除去した場合、目元に凹凸(おうとつ)ができてしまい、不自然な印象に。リポトランスファーを一緒に行なえば、へこみやくぼみが改善され自然な目元を実現できます。
治療の流れ
1日目
カウンセリングを受けて、目元の状態を確認。施術の説明後に施術へ移ります。 目元に局所麻酔をしたあと、高周波レーザーで下まぶたの内側を数ミリ切開。たるみの原因である脂肪を無菌状態の専用のシリンジに採取します。採取された脂肪は遠心分離器にかけられて脂肪、血液、不純物の3つに分かれます。脂肪のみを取り出し、カニューレと呼ばれる特殊なパイプ状の医療器具を使って、頬から目の下に向かって脂肪を注入。目元全体のバランスを見ながら、自然な仕上がりになるように少しずつすすめます。これで施術は終わりです。脂肪除去から脂肪注入まで、約1~2時間かかります。当日からシャワーが可能ですが体を長時間温めると腫れの原因になるため、入浴は1週間ほどさけましょう。メイクも翌日からになります。
2~3日目
軽い痛み・腫れがあります。クリニックから処方された痛み止めがあれば、用法用量を守って飲みましょう。内出血がある人もいますが、1週間ほどで治まってきます。2日目からメイクが可能なので、メイクでカバーしましょう。
7日目
痛みや腫れ、内出血が治まってくる頃ですが、人によってはまだ残っている場合もあるので様子を見ましょう。もしも痛みや腫れが長引くようであれば、施術を受けたクリニックを受診してください。
3ヶ月後
注入した脂肪が体の細胞となじみ、徐々に増えていく期間です。一時的にボリュームの減少が見られますが、注入した脂肪がなじむにつれて、たるみが解消されていきます。
1年後
注入した脂肪が生着する頃です。たるみが解消されて、ベストな状態をキープ。約10年効果が持続し、人によっては半永久的に効果が続く人もいます。
ダウンタイム
リポトランスファーだけ単独で行なわれることはほとんどなく、一般的なダウンタイムは脱脂法の範囲も含みます。レーザーメスや細い針を使って施術するため出血や傷はほとんどなく、ダウンタイムは短め。軽い痛みや違和感、腫れが続くのは2~3日ほどです。程度がひどく気になる場合は医師に痛み止め・腫れ止めを処方してもらうようにしましょう。洗顔や化粧は当日から可能ですが、施術箇所を強くこすらないよう注意が必要です。シャワーも当日から入れますが体温が上がると腫れを悪化させるため短時間で済ませましょう。コンタクトレンズの装着は1週間控えるのがベストです。副作用
注入された脂肪は最初のうちは硬く、半年~1年かけて柔らかくなっていきます。そのため、一時的にしこりができますが、次第に改善されるので問題はありません。また、脂肪注入後の目元はボリュームが減少します。注入された脂肪は3ヶ月ほどかけて体の細胞と入れ替わり、その後増えていきボリュームが戻ってきます。 ごくまれに施術した部分から細菌が入り込み、感染症にかかる人もいます。そのような場合はすぐにクリニックへ相談しましょう。
安全性
リポトランスファーは自分の脂肪を使うため、拒絶反応が起こりにくい安全な施術です。施術時にはリポトランスファー専用の極細針を使った注射器で注入します。皮下組織や血管が受けるダメージが最小限に留めることが可能です。クリニックによって差がありますが、脂肪の注入は1ヶ所から行なわれるため、目元に負担がかかりません。
持続時間
リポトランスファーで脂肪を注入して生着した後は、半永久的に効果が継続すると言われています。しかし脱脂術とリポトランスファーを受けたとしても年齢を重ねるごとに徐々にたるみは進んでいくため、人によっては継続する期間が短くなる場合も。継続する期間は約10年と考えた方が良いでしょう。
ほかの注入治療との違い
ヒアルロン酸などに比べ
定着率が高い
気になるエイジング現象へ薬剤を注入し、改善を図る方法は数多くあります。しかしその代表例であるヒアルロン酸やボトックスは、効果が永続せず、場合によっては副作用の心配もあります。しかしリポトランスファーやマイクロCRFは、吸引した自分自身の脂肪を、さらに濃縮したうえで注入するため、定着率は非常に高くなっています。費用は若干高めですが、定期的に注入を繰り返す必要はないため、コストパフォーマンスも優秀です。
リポトランスファーが向いている人
- 目の下のたるみが気になる人
- 黒クマに悩んでいる人
- 頬のたるみが気になる人
- 目元がくぼんでいて疲れたように見える人
- 傷を最小限に抑えてたるみ治療を受けたい人
脂肪注入によるたるみ治療の種類
基本的に目元の脂肪のみでたるみ治療ができますが、あまりとれない場合は太ももやお腹など、他の部位から脂肪を採取して注入することも可能です。目の下のたるみだけでなく、くぼみやへこみが目立つ部位にも注入できます。リポトランスファーをはじめとした脂肪注入術を、ぜひチェックしてください。
リポトランスファー
- メリット
- ・目の下の脂肪を取り除くだけでなく、凹みも整え仕上がりを美しくできる
- ・自身の脂肪を活用するため、生着率が高い
- デメリット
- ・効果は永続しない
麻酔 |
局所麻酔 |
ダウンタイム |
1週間程度の腫れや内出血 |
---|---|---|---|
効果の範囲 |
目の下 |
持続期間 |
10年程度 |
備考 |
基本的な施術内容は、下記の「マイクロCRF注入」と同様です。ただし、こちらの方法は目の下のたるみ改善目的にのみ採用されているケースが多いようです。 |
価格相場 |
34万円 |
マイクロCRF注入
- メリット
- ・目の下の脂肪を取り除くだけでなく、凹みも整え仕上がりを美しくできる
- ・深いシワが気になるほかの部位に、抽出した脂肪を注入できる
- ・定着率が高い
- デメリット
- ・失敗すると元に戻しにくい
麻酔 |
局所麻酔 |
ダウンタイム |
1週間程度の腫れ |
---|---|---|---|
効果の範囲 |
目の上・下、ほうれい線、額、口元、首など |
持続期間 |
半永久的 |
備考 |
基本的な施術内容は、下記の「リポトランスファー」と同様です。ただし、こちらの方法は、抽出した脂肪を深いシワが気になるほかの部位に注入することも可能としています。 |
価格相場 |
抽出・加工料約20万円/注入料約1万2,000円~ |
脂肪注入による たるみ治療
料金例
小さな切開部分から脂肪を吸引し、気になる目元のエイジング現象の根本的な改善を目指すのが、脱脂術です。さらに採取した脂肪を利用して、肌表面の凹凸を整える施術があります。その料金例を紹介しましょう。
自身の脂肪を再利用する画期的な施術
目元のエイジング現象にアプローチする施術。目元の余分な脂肪を抽出し、生着しやすいように処理した後、頬から特殊なカニューレにて目の下に注入します。凹んだ部分にも改善効果を発揮します。
医師の方針や専門性に差が出やすい施術
こちらも基本的には、上記のリポトランスファーと内容に差異はなく、切開により抽出した脂肪を「コンデンスリッチファット法」にて濃縮し、再注入する方法です。加工料と注入料が別計上となるところがほとんどです。
クリニック別
脱脂術によるたるみ治療の料金
セオリークリニック
本数(たるみの箇所)による費用
脱脂術+リポトランスファー | 32万4,000円 |
---|
リポトランスファーの専門性は都内随一
都内でリポトランスファー施術を行うクリニックの、代表格と言えるのがこちらです。出血のない脱脂術を行った後、皮下出血を回避させる先の丸い、極細のハリで脂肪注入を行ってくれます。
湘南美容外科
本数(たるみの箇所)による費用
マイクロCRFフェイス採取作成料 | 22万1,500円 |
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マイクロCRF作成料 | 16万1,000円 |
ほうれい線 | 8万1,000円 |
ゴルゴライン | 8万1,000円 |
目の上 | 8万1,000円 |
目の下 | 8万1,000円 |
目の下~ゴルゴライン | 12万1,500円 |
頬 | 12万1,500円 |
口角 | 6万750円 |
品川/橋本/大阪駅前院限定の施術
全国に60院近くを展開する業界大手クリニック。マイクロCRF治療は、一部の分院で実施中です。同院の施術は脂肪採取/注入箇所の制限が少なく、幅広いエイジング現象へのアプローチが実践されています。
ガーデンクリニック
本数(たるみの箇所)による費用
マイクロCRF採取抽出料 | 15万円 |
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部位ごとの注入料金 | 15万~100万円 |
多くの学会に認定されている優良クリニック
日本形成外科学会などの認定クリニックである、ガーデンクリニック。都内では品川、池袋、そして横浜にも開院しています。マイクロCRFの施術料金に関しては、注入料が若干お高めの設定のようです。
選ぶそのほかの切らないたるみ治療編