たるみと表情筋の関係性について

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たるみと表情筋の関係は?

たるみと表情筋の関係

日頃、表情豊かに過ごす人は顔から若々しい印象を与えます。これは、表情を変えるときに使う表情筋を普段から使っているためで、それにより顔が引き締まっているのです。逆に表情をあまり動かさない人は、歳を重ねるごとにどんどん表情筋が固くなり衰えていくもの。たるみが目立ちシワも下に落ちていきます。同じシワがある人でも、その線が上に上がっている人と下がっている人では、見た目年齢に大きな違いが出るでしょう。歳を重ねたときの顔がその人の人生を表すという話は、こうした理由からくるのかもしれません。

表情筋は顔全体でつながっており、つまり表情筋の衰えは顔全体に表れます。また表情筋は顔の皮膚を支えているため、肌のハリをも左右するのです。衰えは肌のハリをなくし、特にほうれい線や目の周りなどにたるみを引き起こします。これが皮膚そのもののたるみと重なると、一気に老けこんだ印象の顔になってしまうのです。

まずは表情筋をほぐそう

顔のたるみを改善するには、まず表情筋をほぐすところから始めましょう。これだけでも、たるんだ皮膚を改善する効果が見込めます。固まった筋肉は皮膚を支えきれずにたるみを引き起こしますが、表情筋が柔らかくなれば弾力が戻り、顔の皮膚を引き上げてくれるのです。さらに筋肉が動きやすくなることから、エクササイズの効果も出やすくなり、バランス良く筋肉を鍛えることができます。

仮に筋肉をほぐさないままエクササイズを行うと、表情筋を傷めてしまうため注意が必要です。また鍛える筋肉にばらつきが出る可能性もあるため、かえってシワが増えてしまうかもしれません。表情筋は周囲の筋肉ともつながっていますから、周囲からほぐしていくと表情筋にも良い影響を与えてくれます。

表情筋のほぐし方

実際に、表情筋をほぐすための方法を見ていきましょう。

頭皮マッサージ

前述のように表情筋は周囲の筋肉、つまり頭皮にまでつながっています。そのため頭皮マッサージをすれば、表情筋の緊張もほぐれていくのです。方法としては、額の生え際や耳上を指で押し上げたり、後頭部や頭頂部を手のひらや指で押したりしてマッサージしたりすると良いでしょう。

リンパマッサージ

リンパの流れが滞ると、老廃物がたまってむくみやすくなります。これが筋肉をこわばらせる原因のひとつです。そのため、顔のリンパの流れを活性化することで、たるみ改善の効果が期待できます。リンパを流すマッサージは、頬を上に向かって、また首から鎖骨にかけてなでるようにさすってみてください。

表情筋を鍛えるエクササイズ

筋肉をほぐした後は、表情筋を鍛えるエクササイズを行っていきましょう。ポイントは、普段から顔を動かすように意識することに加えて、目の周りを重点的に鍛えることです。効果的な表情筋エクササイズの方法について紹介します。

ウインクエクササイズ

その名のとおり、片目ずつウインクすることで目の周りの筋肉を鍛える方法です。ウインクしにくいほうの筋肉は弱っており、その部分にたるみが出やすくなる可能性があるため、ウインクしにくいほうをあえて多く動かすようにしましょう。

眉毛上げエクササイズ

この方法は、眉毛だけを上げて周辺の筋肉を鍛えるものです。まずは目を細めて、その後に眉毛だけを上げるようにします。呼吸を意識しながらそのままの状態でしばらくキープし、その後で目と眉毛をゆっくりと元に戻しましょう。

ピースエクササイズ

最初に両手でピースをつくり、それぞれの目頭に中指を当て、目尻に人差し指を当てます。このままの状態で黒目を上に上げて目を細め、しばらくキープしてください。このとき、目が痛くならない程度の力加減で優しく行うようにしましょう。