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顔のたるみは姿勢も関係している?
猫背だと頬がたるみやすい
たるみの原因は、加齢や紫外線の影響によってコラーゲンが減少するためだと言われています。肌にハリが失われることで、重力に負けた頬の筋肉が垂れ下がってしまうのです。ただ、重力以外にも頬のたるみが加速する要因があります。それが「姿勢の悪さ」なのです。
現代社会において、パソコンやスマホなどの電子機器はなくてはならないものです。これらの操作に集中することで、無意識に背中を丸めた楽な姿勢を取ってしまうようになります。
この姿勢が猫背と呼ばれる姿勢で、首の後ろ側の筋肉がぎゅっと縮んだ状態。この筋肉の縮みにより頭の後ろ側の筋肉も下に引き伸ばされ、顔全体が下方向に引っ張られるため、頬のたるみが悪化します。
さらに恐ろしいのが、この悪い姿勢が習慣化してしまうこと。普段の姿勢にも影響を及ぼします。歩いているときやテレビを見ているときなども、日常的に猫背でいることが増えるのです。この状態を放ったままにしておくと、頬のたるみや体全体のゆがみの原因に。普段から正しい姿勢を意識していないと、常に頬のたるみの原因を作ってしまいます。
頬がたるむことで、頬の位置が下がり気味になって下に影ができたり、ほうれい線が目立ったりするように。これらの状態にならないためにも、猫背にならないよう普段から意識することが大切です。
あご出し猫背は要注意
頭と首の筋肉バランスが失われる
猫背であごを前に突き出した姿勢を「あご出し猫背」といいます。人を横から見たときに、頭部が肩よりも前に突き出ているのが特徴です。デスクワークやスマホ操作で培われた生活習慣が、背中・頭・顔・首の前側の筋肉とそれを覆う筋膜に加わる筋肉のバランスを崩します。
背中から肩を覆う僧帽筋が縮み、頭の後ろ側にある後頭筋や帽状腱膜、前頭筋が後方に。逆に首の前側の広頸筋は、突き出たあごに伴って前方に伸びます。縮んだ頭の後ろ側と、伸びた首の前側が引っ張りあって、頬から下にある面の筋肉のたるみを加速させてしまうのです。
現代の生活もたるみを加速させる要因
あご出し猫背でいると口が自然と半開きになり、表情をだらしなく見せます。また、現代の若い女性はあごが小さくなっているため、落ちて垂れてきた筋肉の受け皿が小さく、たるみの現れやすい状態。硬いおせんべいをバリバリ食べる機会が減り、日常のやり取りもメールやアプリで済ますので、顔の筋肉を動かす頻度が圧倒的に少なくなっています。
あご出し猫背はもちろんのこと、こういった生活習慣の変化も顔のたるみの一因になっているので、猫背やスマホの使い過ぎを実感している方は特に注意するようにしましょう。
猫背を改善してたるみ対策をしよう!
顔のたるみを改善するためにコラーゲンの摂取を心がけていても、猫背によって顔に下への力が加わり続けているのではたるみを改善できません。
猫背の姿勢になりやすい方は、猫背を正しい姿勢に直すことが顔のたるみの予防・改善につながります。日々の生活を送るうえで、下記の方法を意識するといいでしょう。
まっすぐな姿勢を常に意識
座っているときがもっとも猫背の姿勢が出やすいもの。椅子に座っているときは足の裏を床につけ、足首とひざが直角になるようにしましょう。上体を起こしてお尻の骨に体重を乗せるイメージで座ると、正しい姿勢を保ちやすくなります。
猫背になっていないか時々意識することも心がけてください。
歩くときは「みぞおち」を感じよう
足を動かす筋肉はみぞおち辺りにあります。歩くときは、みぞおちから足が生えているイメージで歩くといいでしょう。筋肉をバランス良く動かすことができるので、姿勢が良くなります。
猫背改善エクササイズを行う
よつんばいの状態で背中を丸めながらお腹を引き上げたら、今度は下にお腹を落として背中を反らせるというエクササイズです。
縮んだ背中の筋肉を伸ばせるので、猫背改善の効果があります。寝る前やお風呂上りに取り入れるのがおすすめです。