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ダイエットと顔のたるみの関係とは?

ダイエットの方法を間違えると、顔のたるみを生んでしまう場合があります。正しいダイエット法を知って、たるみができないようにしましょう。たるみができてしまった場合の改善方法もご紹介しています。

過度なダイエットが顔のたるみを生む

顔のたるみは、過度のダイエットや食事制限による急激な体重減少が原因で生まれます。

皮膚が余ってたるみになる

太っている人は体内に脂肪をパンパンにため込んでいる状態です。徐々にダイエットを行った場合は、燃焼した脂肪の分だけ皮膚もサイズダウンしていきます。しかし、短期間で大幅に体重を減少させると、皮膚のサイズダウンが追い付かなくなってしまうのです。そのため、脂肪がなくなった余分な皮膚がたるみとなって残ってしまいます。

皮膚を支えている筋肉が減る

顔のリフトアップを担っていた筋肉が減少することでもたるみが生じます。その原因となるダイエットが食事制限。脂肪とともに筋肉も減ってしまうため、顔の脂肪を支える力がなくなり、たるみになってしまいます。

肌の弾力がなくなる

食事制限によって体内のたんぱく質が減少すると、コラーゲンやエラスチンなどの肌にハリをもたらす成分が少なくなってしまいます。コラーゲンやエラスチンは皮膚の再生機能も担っている成分です。少なくなるとたるみが皮膚を生まれ変わらせることができないうえに、たるみも改善できません。

ダイエットでたるみができやすい顔の部位は?

顔の部位でたるみができやすい箇所は3つです。

頬のたるみ

ダイエットの影響を一番に受けるのが頬です。過度なダイエットによって頬がたるむとほうれい線ができ、老けた印象を与えてしまいます。食事制限によるダイエットで頬のたるみを経験したことがある方は多いのではないでしょうか。

目の下のたるみ

頬のたるみと同様に、急激なダイエットによって顔の脂肪が激減すると目の下のたるみが目立ってきます。目の下がたるむとくまのような影ができ、より老けた印象を与えてしまいます。

顎のたるみ

「体重は減ったのに、顎の脂肪だけなかなか落ちない」という方は、皮膚のたるみを疑ったほうが良いかもしれません。過度なダイエットは脂肪と筋肉がなくなってしまうので、皮膚だけの状態になっていまいます。皮膚は重力に逆らえない状態になり、顎のたるみを生み出すことになってしまうのです。

ダイエットで顔のたるみを予防するには

顔のたるみを出さないようにするためには、無理なダイエットをしないことが一番です。とくに短期間で10kg以上のダイエットをしてしまうと、皮膚が体の急激な変化についていけずに、やせる前の皮膚が残ってたるみになります。一気にやせようとせず、徐々に体重を減らしていきましょう。 たるみを生まずにやせられる理想的なダイエット法を2つご紹介します。

1.食事制限はほどほどに

食事制限のみのダイエットを行うと体に必要な栄養が補えないため、脂肪と一緒に筋肉も減ってしまいます。ただ食べるものを減らすのではなく、栄養バランスを考えて料理を選ぶようにしましょう。理想はカロリーを抑えた栄養満点の料理です。

「それでも食事制限だけでダイエットをしたい」という方は、基礎代謝の75%は最低限摂取するように心がけてください。基礎代謝は生命維持のために必要なエネルギーで、何もしなくても消費されるカロリーです。女性は1日1200kcal、男性は1500kcalといわれています。

普段の生活でどのような動きをしているかによっても変わるので、自分がどれくらいの基礎代謝なのかを調べて、出た数値から15%以内のカロリーを摂取しましょう。

2.ダイエットは時間をかけて

皮膚をたるませたくないのであれば、皮膚の再生にかかる期間を計算してダイエットを行いましょう。

皮膚は4ヵ月周期で再生するといわれています。ダイエット関連の広告にありがちな「短期間で○○kgやせた!」という言葉に釣られてしまいがちですが、たるみのないきれいな肌のためにも時間をかけてやせるべきです。焦らず目標を立てて行うと良いでしょう。

もしやむを得ず短期間でやせなければならない場合は、1ヵ月で現体重の5パーセント以内にとどめるようにしてください。例えば60kgの方が1ヵ月で減らせるのは3kgまでです。

できてしまった顔のたるみの対処法

ダイエットでできてしまった顔のたるみを解消するにはどのような方法を取ればよいのでしょうか? こちらでは対処法を3つご紹介します。

表情筋を鍛える

顔の表情筋を鍛えることがたるみ解消につながります。表情筋は文字通り顔の表情を作る筋肉です。鍛えるだけでハリを与える効果があるので、たるみの改善が期待できます。

特別な筋力トレーニングは必要ありません。毎日の食事でよく噛むことを意識するだけでも効果があります。一口30回を目安によく噛んで食べてください。よく噛むと満腹中枢が刺激されるので、食べ過ぎを防いでダイエットもできますよ。

口の体操をする

口の体操で顔の筋肉を鍛えましょう。

  1. 大きく口を開いて10秒間大声で「ま」という
  2. 同じように「い」を10秒間いう
  3. 最後に「う」を10秒間いう

これを朝昼晩10セット行ってください。回数が多いように感じますが、1セット30秒なので5分ほどしかかかりません。 「ま」「い」「う」の発音はそれぞれ顎下・頬・口周りといった顔のたるみが出やすい部分に効果を発揮します。ぜひ普段の生活で取り入れてみてください。

42度のお湯で洗顔する

42度の温度は細胞を活性化させて、ヒートショックプロテインを発生させます。ヒートショックプロテインとは、傷んだ細胞を修復するたんぱく質のこと。免疫細胞の強化のほかにコラーゲンを生み出す働きもあるので、たるみ改善に効果的です。

方法は簡単で、

  1. 42度のお湯で顔のたるみが気になる部分を持ち上げるように洗顔する
  2. 42度に温めたタオルを2分間顔に当てる

この2つだけでコラーゲンが生成され、たるみを解消することができます。

どの方法も普段の生活のなかで取り入れやすいものばかりです。たるみを解消してツヤのある肌を取り戻しましょう。