閉じる
たるみ治療の方法・料金事典
切開を伴うリフトアップ治療ハムラ法
悩ましいエイジング現象・目元のたるみを改善する美容施術、ハムラ法。その施術料金は一体どのくらいかかるのか、気になるところだと思います。治療を検討している方は、知識を深めておきましょう。
ハムラ法とは
凹みができないたるみ治療
加齢によって目の下にある眼窩脂肪(がんかしぼう)が垂れ下がることで、目の下にたるみが発生します。ハムラ法とは、その眼窩脂肪を切開して、目の下のくぼみに移動させてたるみを改善させる治療法です。従来の脂肪を取り除く脱脂術の場合は目の下にくぼみができてしまいますが、ハムラ法だともともとあった脂肪を移動させるだけなので、へこみができる心配がありません。くぼみがなくなることで、黒クマの改善にも効果が期待できます。
切開する場所が異なる裏ハムラ法
一方裏ハムラ法は、下まぶたの裏側にある結膜側から眼窩脂肪を切開し、目の下のくぼみへ移動させる治療法です。膨らんでいる部分の脂肪をへこんでいる部分へ移動させるため、膨らみとへこみを同時に解消できます。
傷が目立たない裏ハムラ法と大きなたるみに効果的なハムラ法
ハムラ法と裏ハムラ法の違いは切開する場所。ハムラ法は皮膚表面を切開してたるみを取り除くのに対して、裏ハムラ法は結膜側から切開するので皮膚表面が傷つきません。そのためダウンタイムが短く、切開して傷跡が残るのがイヤな方におすすめ。目の下の膨らみが大きい人によっては、余分な皮膚もあわせて改善できるたるみ治療です。
注入治療との違い
ヒアルロン酸注射やコラーゲン注射といったたるみ治療法もありますが、注入後は徐々に体内へ吸収されていき半年程度で効果は薄れていきます。ハムラ法・裏ハムラ法は脂肪を移動させてたるみ改善を行うので、長期間の効果が期待できる治療です。
副作用
腫れ
手術から1~2週間の間、目の下の腫れが続く可能性があります。腫れを最小限に抑えるため、保冷材や氷などを顔にあてるクールダウンが必要です。腫れている部分が熱を持つこともありますが、痛みがなければ問題ありません。裏ハムラ法は下まぶたの裏側から行い、皮膚を切除しないため、ハムラ法よりも腫れを抑えられます。
赤み
目の下の切開した部位の赤みが、1~3ヶ月続くことがあります。しかしメイクで隠せる程度なので、日常生活に大きな影響はありません。
目やに
まれに、施術後に目やにが増えることがあります。一時的な症状なので、時間が経つとともに症状は治まっていきます。しかし朝起きた時に目が開けにくくなる場合があるので、施術からしばらくの間は朝起きた時に目やにを優しく拭き取れるよう、枕元にガーゼやコットン、ウェットティシュなどを置いておくのが良いでしょう。
目から血が混ざる
ドレナージ(血液排出)と呼ばれる治癒能力を高める治療法を行なうため、施術後は切開した部分を完全には縫合しません。そのため、施術から直後は目から血が流れているように見えたり、涙が薄ピンク色になったりします。回復へ向かう途中段階なので、心配することはありません。
ダウンタイム
ハムラ法は手術後1~2週間程度の腫れが続きます。目の下の切開を行うため、傷跡の赤みは2~3ヶ月間と長期間。裏ハムラ法は皮膚表面を切開しないため、ハムラ法に比べてダウンタイムは5~10日と短期間です。腫れは1週間程度で引きます。ハムラ法・裏ハムラ法どちらも手術前に局所麻酔を打つため痛みはほとんどなし。希望すれば静脈麻酔にも変換できます。眠っている間に手術が終わり、痛みを感じることはありません。
ハムラ法が向いている人
- 下まぶたのたるみが多い人
- 下まぶたが凸凹している人
- たるみと目の下のくぼみの両方を同時に改善したい人
- 目の下に袋状の膨らみが目立つ人
- 目の下のクマも気になる人
- ゴルゴラインが目立つ人
- 40代以上の人
- 効果が半永久的に続くたるみ治療を選びたい人
- 注入する成分のアレルギーが気になる人
- 傷の目立たない施術が良い人
治療の流れ
1日目(施術)
手術時間は両目で2~3時間ほど。
下まぶたのたるみを取るため、まつ毛の皮膚を一部取り除きます。目の際部分なので、治療後の傷はほとんど目立ちません。施術の前には麻酔を使用。手術中に麻酔がきれた場合は、追加してくれます。
施術後は数時間ほどクリニックのベッドで安静に。その日のうちに帰宅できますが、施術直後は治療の後が目立ちやすいため、マスクや帽子、眼鏡などがあると良いでしょう。
患部である目の周辺を避けることができれば、洗顔・シャワーは当日からOKです。メイクも同様に目元以外なら次の日からできます。腫れ・赤みなどのダウンタイムを抑えるために、施術後は患部を冷やす必要が。1週間後の抜糸までは激しい運動はもちろん、下を向いたりや口を大きく開けた時に傷が開く可能性があるため、ささいな行動にも注意しましょう。
人によっては、術後に目が乾燥しやすくなることも。点眼剤や寝る前に使う目の軟膏を処方してくれるクリニックもあります。
2日目
施術の翌日から目の周辺の腫れ・赤みなどの症状が見られます。一時的な症状なので心配はいりませんが、見た目な影響が出る症状なので外出を最低限に留めて安静にしておくのが良いでしょう。
3日目
目の下部分に貼っている医療用テープを外します。この時期までは、腫れ・赤みなどのダウンタイムが続くことがほとんど。まれではありますが、副作用として「目やに」が増えることもあります。目やにが多いと、朝起きた時に目が開けにくくなる可能性も。クリニックによっては、点眼薬や目に塗る軟膏を処方してくれます。
1週間
抜糸を兼ねた検診を実施。また1週間を過ぎたあたりから、腫れや赤みが治まります。
1~3ヶ月
数ヶ月経つと、傷跡がほとんど目立たなくなります。ダウンタイムには個人差があり、赤みが数カ月続く場合もありますが、3ヶ月ほど経てば赤みも気にならなくなります。
安全性
医師の技術力とセンスが求められる施術です。たるみを必要以上に取ってしまうと、眼瞼外反と呼ばれる「あっかんべー」をした時のように目の内側の赤い部分が見える状態になってしまう可能性があります。カウンセリングで気になる点を医師に確認したうえで、信頼できるかどうか判断してください。
持続時間
照射や注入治療とは違い、目の際を切開してたるみの原因に直接働きかけるため、1度の施術で半永久的な効果が期待できます。目の下の凹凸を1度の施術で改善できるので、たるみだけでなく、くぼみも気になる人をフラットな肌へ効率的に導いてくれる施術です。
他の目の下たるみ治療との違い
他の施術で出費を重ねるより、コスパが優秀
目の下のたるみ改善を目指す美容施術には、いくつかの種類があります。ヒアルロン酸注入などのライトな方法から、サーマクールアイなどのマシン施術までが適用されますが、いずれも効果持続期間は短く、半年~長くても数年程度です。また加齢に連れたるみが深刻になると、これらの方法では十分な効果実感が得られません。ハムラ法など皮膚にメスを入れる施術にはリスクも伴いますが、効果はいずれも半永久的。長い目で見れば、コスパも優秀です。
ハムラ法・裏ハムラ法
などによる 目の下の
たるみ治療 料金例
肌にメスを入れることで、気になる目の下のたるみ改善を目指すのが、ハムラ法。その効果は半永久的なので、費用はそれなりに高くなってきます。価格例紹介しますので、以下をご確認ください。
目の下
数多くのクリニックが行うポピュラーな方法
ハムラ法は多くのクリニックが施術ラインナップに加えている手術法です。こうした施術の場合、大手クリニックが価格破壊を行っていることが多いのですが、この施術に関しては、驚くほど大きな価格差はありませんでした。
目の下
ハムラ法に比べ、若干費用が高まる印象
ハムラ法と比べ遜色のない効果が期待できるにも関わらず、目の裏側から切開するため傷跡が目立ちにくい施術が、裏ハムラ法です。費用相場は、ハムラ法に比べると若干高めとなっている様子ですね。
目の下
ハムラ法に比べリーズナブルな料金
傷跡の目立ちにくい、下まつ毛の下から切開することで、目の下のたるみを改善する手術法がこちらです。ハムラ法に比べると、10万円程度リーズナブルに施術を受けられるので、要注目と言えそう。
目の下
早いうちに手を打っておきたい人へおすすめ
こちらも下まつ毛の下から切開するものの、余分な脂肪だけでなく、皮膚も取り除くことを目指す手術法です。このため、下眼瞼切開(皮弁法)よりも若干お高めの価格設定を設けているクリニックが多いようです。
クリニック別 切開による目の下のたるみ治療の料金
湘南美容外科
本数(たるみの箇所)による費用
ハムラ法 | 39万3,600円 |
---|---|
裏ハムラ法 | 39万3,600円 |
ハムラ法、裏ハムラ法の双方に対応可能
全国に60院近くを展開する業界大手の湘南美容外科。目の下のたるみ取り(手術)に関しては、ハムラ法、裏ハムラ法の両方を提供可能となっています。いずれも片目19万6,800円から対応してくれます。
聖心美容クリニック
本数(たるみの箇所)による費用
ハムラ法 | 48万円 上記に脂肪除去をプラスする場合…+8万円 |
---|---|
下眼瞼切開(皮弁法) | 30万円 |
下眼瞼除皺術(筋皮弁法) | 30万円 |
さまざまな施術メニューに対応可能
豊富な施術メニューを取り揃えている、聖心美容クリニック。「目の下のたるみ取り」に関しても、ハムラ法はもちろん、皮弁法、筋皮弁法をラインナップ。診療の中で最適な治療法を提案する方針です。
高須クリニック
本数(たるみの箇所)による費用
下まぶたのたるみ取り | 50万円 |
---|
一人ひとりの症状をしっかり確認
名物院長の活躍で知名度も高い高須クリニック。同院は患者一人ひとりの症状を診療したうえで「ハムラ法を行うか」、「眼窩内脂肪を切除するのみでハムラ法までは行わないか」を決定する方針のようです。
ハムラ法・裏ハムラ法など切開によるたるみ治療の種類
本気でたるみ改善を目指す人におすすめ
目の下のたるみにアプローチする施術は数多くありますが、やはり外科手術が最も効果的と言えそうです。以下にその代表的な方法やメリット・デメリットについて紹介します。
ハムラ法
- メリット
- ・脂肪を移動させるので、切開→脱脂によってくぼみが生じる心配がない
- ・クマを消し、若々しい目元を甦らせる
- デメリット
- ・ダウンタイムが長い
- ・小ジワなどの解消効果は見込めない
麻酔 |
局所麻酔 |
ダウンタイム |
1~2週間程度の腫れ、数ヶ月程度の赤み |
---|---|---|---|
効果の範囲 |
目の下のたるみ、くぼみ、クマ、下まぶたのシワ |
持続期間 |
半永久的 |
備考 |
技術の高い医師が担当すれば、ほとんど傷跡が残らないので、クリニック選びは慎重に。 |
価格相場 |
約45万円 |
裏ハムラ法
- メリット
- ・下まぶたの裏側から切開するので、傷跡が目立たない
- ・ハムラ法に比べるとダウンタイムが短い
- ・脂肪を移動させるので、切開→脱脂によってくぼみが生じる心配がない
- デメリット
- ・目が小さい、皮膚が厚く、たるみの多い人などには適用されない
- ・小ジワなどの解消効果は見込めない
麻酔 |
局所麻酔 |
ダウンタイム |
1週間程度の腫れ |
---|---|---|---|
効果の範囲 |
額、眉間、鼻根部、目尻のしわ、上まぶたのたるみなど |
持続期間 |
半永久的 |
備考 |
結膜側からの施術なので、技術の低い医師が担当すると、左右差が生じるリスクも。クリニック選びは慎重に。 |
価格相場 |
約48万円 |
下眼瞼切開(皮弁法)
- メリット
- ・目の下のシワ改善に効果的にアプローチできる
- ・上まぶたへの施術に比べ、傷跡が目立ちにくい
- デメリット
- ・目の印象やかたちに影響が出る場合あり
- ・医師の腕により仕上がりに差が出る
麻酔 |
局所麻酔 |
ダウンタイム |
1週間程度の腫れ |
---|---|---|---|
効果の範囲 |
下まぶた |
持続期間 |
半永久的 |
備考 |
技術の低い医師が担当すると、目のかたちが変わってしまうリスクも。クリニック選びは慎重に。 |
価格相場 |
約32万円 |
下眼瞼除皺術(筋皮弁法)
- メリット
- ・下まぶたのシワとたるみを同時に改善することが可能
- ・上まぶたへの施術に比べ、傷跡が目立ちにくい
- デメリット
- ・目の印象やかたちに影響が出る場合あり
- ・医師の腕により仕上がりに差が出る
麻酔 |
局所麻酔 |
ダウンタイム |
1週間程度の腫れ |
---|---|---|---|
効果の範囲 |
下まぶた |
持続期間 |
半永久的 |
備考 |
技術の低い医師が担当すると、目のかたちが変わってしまうリスクも。クリニック選びは慎重に。 |
価格相場 |
約33万円 |
名医比較美容クリニック一覧