二重のはずが奥二重に…まぶたのたるみが原因?

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二重のはずが奥二重に…まぶたのたるみが原因?

もともとぱっちりとした二重だったのに、年を取るごとに奥二重になってしまった…ということはありませんか?二重のラインが薄くなったり、二重の幅が狭くなったという人もいるかもしれません。

実はこれ、まぶたのたるみが影響している可能性が。

ここでは、まぶたのたるみと奥二重の関係についてまとめています。たるみを解消して綺麗な二重をつくる方法についても紹介しているので、気になる方は是非チェックしてみてください。

目元がたるむと二重でも奥二重になることがある

奥二重は、まぶたの二重部分が内側に隠れてしまっている状態のこと[2]。まぶたの皮膚がたるんでいると、目を開いたときに二重のラインがアイラインにかぶってしまい、奥二重まぶた見えてしまいます。生まれつきぱっちりした二重まぶたの人であっても、加齢によってまぶたがたるむと、奥二重になってしまうことは十分に起こりうるのです。

まぶたは顔の中でも印象をづける重要なパーツのひとつ。それだけに、どうしてまぶたがたるんでしまうのかを知り、対策を行なうことが大切です。ここでは、二重を奥二重に変えてしまうまぶたのたるみについて、考えられる原因を紹介していきます。

肌の乾燥やコラーゲン不足

まぶたは、他の部分と違って皮膚が薄く、肌が乾燥してしまうとダメージを受けてしまいます。さらに年を重ねるにつれて、肌の代謝機能も落ちていき、肌がコラーゲンを生成する力が少なくなってしまうのも理由のひとつです。肌にハリやツヤを与えるコラーゲンが減少し、まぶたの皮膚がどんどんたるみとなり、奥二重となってしまうのです。

目のまわりの筋肉が衰えてしまう

二重をつくるアイプチやコンタクトレンズを長時間使っている人は、目を酷使してしまいがち。老化の影響や疲れが出やすくなっています。さらに目をこすってしまったり、メイクをしたりする時に、皮膚に刺激を与えてしまうと、どんどん目の周りの筋肉に負荷をかけてしまいます。まぶたのたるみを引き起こして、放っておくと目を開けづらくなってしまうほどたるんでしまいます。

たるみを解消して奥二重を二重に戻すには?

目を適度に休める

スマホやパソコンを長時間使用していると、瞬きの回数が減少してしまうことが分かっています。瞬きの回数が減ってしまうと、顔に血液やリンパが溜まってしまい、むくみの原因になったり、脂肪が付きやすくなってしまいます。30分に1回は目を休めましょう。

血流・リンパのめぐりを整える

保湿ゲルやクリームなどを塗る際、簡単なマッサージでリンパや血液の流れを良くするのも効果的です。目を右回り・左回りにそれぞれ3回程度ぐるぐると回してみてください。目の周りを取り囲む筋肉を意識しながら行うと良いでしょう。
ただし、まぶたの皮膚は薄く敏感なため、あまりにも強い刺激を与えてしまうと逆効果になってしまう場合もあります。十分に気を付けて行ってください。

目元専用の美容液を使ったエクササイズを紹介!

上まぶたのたるみに効果のあるエクササイズを紹介します。上まぶたの表情筋の持っている筋肉の機能を高めつつ、目の周りの筋肉を鍛えてくれますよ。

  1. 目の周りで化粧品を全体に伸ばしていく。
  2. 目の下を目が下から目尻に向かって滑らせていく。
  3. 目のシワの気になる部分やこめかみに向かって軽く螺旋を描くようにマッサージ
  4. 目頭の下を軽く押してから、眉毛の下部分のまわりを通り、最後にこめかみを押す。
  5. 目を大きく開け、5秒間そのままでいる。
  6. その後、ゆっくりと薄目の状態になり、5秒間止まる。[1]

まぶたのたるみはクリニックでの治療が効果的

自力で治せないまぶたのたるみはクリニックで治療するのが効果的。奥二重ではなく、ぱっちりとした二重になりたい、二重の幅を広く取りたいという方は、クリニックでまぶたのたるみ取りを行うのがおすすめです。もともと二重まぶたの方であれば、きっと二重を取り戻せますよ。

基本的な治療法は「眉下切開法」(眉下リフト)

眉毛に沿って、まぶたのすぐ下にある厚みを取り除く手術法です。たるんでしまった皮膚を吊り上げて、奥二重を解消します。眉下のラインに沿ってメスを入れるため、傷跡が眉に隠れて目立ちにくくなるという特徴も。

まぶたのたるみが眼瞼下垂である場合は保険適用治療も

まぶたのたるみの程度によっては、眼瞼下垂と診断されることもあります。眼瞼下垂は、目の周りの筋肉が弱まっているため、目を開けることができないという状態のことです。眼瞼下垂という診断を受けた場合には、健康保険が適用されることがあるので、まずはクリニックで診察してもらってみてください。[3]

先天性眼瞼下垂

生まれつきにまぶたを挙げる筋肉の力が弱い人や、動かないことで、まぶたがたるんでしまっていることが原因。片側のみまぶたが垂れ下がってしまっていることが特徴です。

老人性眼瞼下垂

高齢者に多く見られるまぶたのたるみ。コンタクトレンズなどが原因ではないものを指します。

腱膜性眼瞼下垂

コンタクトレンズの使用や目の酷使が原因で、まぶたが垂れさがって目を覆うようなります。
目が開きにくくなるので、まぶたや顔の筋肉に力を入れがちになり、肩こりや頭痛など、日常生活にも支障をきたし症状があらわれることも。

参考文献
[1]資生堂「資生堂、「上瞼のたるみ」と「額のシワ」を改善するアイケア・エクササイズを開発」
https://www.shiseidogroup.jp/releimg/1919-j.pdf
[2]高須クリニック「意外と知らない、「奥二重」と「二重」の違いとは?」
http://www.futae-navi.info/kiso/okubutae.html
[3]医療法人グランクリニック「眼瞼下垂とは」
http://www.gankenkasui-nagoya.com/about/index.php