【イタリアンリフトファイン】施術別たるみ治療の料金相場

医療通訳に聞いた!たるみの専門医・名医大事典

たるみに効く治療とは?施術ごとに徹底調査!

東京のたるみ治療を行っている美容外科から、医師の経歴・資格、クリニックの特徴、実際の患者さんの口コミを大調査!

パーツ別名医を見る

施術別に検索
たるみ治療の方法・料金事典

たるみ治療事典
スレッドリフト編イタリアンリフトファイン

イタリアンリフトファインの料金を先にチェック! ▼ [クリック]

極細針を使い、たるみが気になる部分へ糸を格子状に埋め込む施術です。糸が肌の細胞を刺激することでコラーゲンの造成や血行を促進して、たるみにアプローチします。ここではイタリアンリフトファインの特徴や料金相場についてまとめました。

イタリアンリフトファインとは

6カ月ほど体内に留まる糸がたるみ・しわを改善

たるみや小じわの目立たない肌へ導いてくれる糸治療です。イタリアンリフトファインで使用する手術用の糸は「ポリジオキサノン」と呼ばれる材質でできていて、時間経過とともに吸収されます。顔や首などたるみが気になる部位へ、糸を格子状にまんべんなく挿入。糸が吸収されるまでの約6カ月間、刺激を与え続けます。糸が吸収された後も、糸が挿入されていた部位の周辺ではコラーゲンの造成が継続。治療から5~6年ほどは、たるみの原因となるコラーゲンの減少を防ぎます。

格子状に専用糸を満遍なく挿入する

イタリアンリフトファインを挿入する前に、麻酔クリームや局所麻酔注射を使用して、注射時の痛みを軽減します。挿入するのは、額・こめかみ・揉み上げの生え際など、注射の跡が目立たない部位。イタリアンリフトファインも、局所麻酔注射と同じ部位から挿入します。体内には吸収糸だけを遺すため、イタリアンリフトファインで使用する注射針は特殊な二層構造に。吸収糸が入っている外針と押し出す役割を持つ内針にわけられています。目的の部分まで内針を通した後は、専用針だけを抜き取って吸収糸を体内に留置。額・頬・目の下・こめかみなど、顔全体へ糸同士が交差するように入れます。標準的な顔のたるみ治療では、糸を30本使用。部分的に糸を増やすことも可能です。

老化スピードをゆるやかに

加齢とともに体内で減少するコラーゲンの造成を促すイタリアンリフトファイン。ハリのある若々しい肌に近づけるだけでなく、施術後の老化スピードにもブレーキをかけてくれます。

たるみ以外にも小じわや毛穴の開きを目立たなくするために、キメの細かい肌へ導いてくれる施術です。

再生機能を活用してコラーゲンの造成を促進

イタリアンリフトファインは、損傷した部位を回復させる作用を利用して、コラーゲンの造成を促します。

皮膚は表面から近い順に、表皮・真皮・SMAS筋膜・皮下脂肪で構成されていますが、糸が挿入されるのは、SMAS筋膜と皮下脂肪層です。

イタリアンリフトファインでは、顔や首に無数の極細針を挿入します。体内についた傷を治すために体内で働くのが、皮膚の再生機能です。糸が6カ月程度の時間をかけて完全に溶ける間に、体内ではコラーゲンが造成。肌のハリ感がアップして、たるみを改善します。また新たな毛細血管も発達することで、酸素や栄養を運ぶ働きの向上も期待できるたるみ治療です。

糸が溶けた後も老化を防ぐ

施術から6カ月ほど経過すると、体内に挿入された糸が溶けるのが、イタリアンリフトファインの特徴です。しかし、効果がすぐに消えるわけではありません。コラーゲン線維の一部は半永久的に残るため、コラーゲン不足による老化を長期間防止してくれます。

メリット
・顔や首など広範囲のたるみに働きかける
・溶ける糸を使用するので異物が長期間体内に残らない
・メスを使わないのでダウンタイムが短い
デメリット
・半年で体内に留置した糸がなくなる
・糸がなくなった後もリフトアップ効果は続くが、段々と弱まる
・即効性が弱い

どこのしわ・たるみ向きか

顔や首など広範囲のたるみ・しわ

リフトアップの種類

糸のタイプ

医療用の吸引糸

糸の伸縮性

なし

突起の特性

留置する糸に突起なし

糸の素材

ポリジオキサノン(吸収性素材)

持続期間

約5~6年

仕上がりの自然さ

数カ月かけて引き締め効果を感じるため、施術直後に急激な変化はなく、自然に仕上がる

施術時間

約30分

ダウンタイム

施術直後に麻酔の影響で腫れが見られるケースがあるが、翌日にはほとんどの腫れが引く

ダウンタイム

腫れ

局所麻酔注射の影響で、腫れが見られるケースもあります。ただし、腫れが見られるのは術後4~6時間程度。24時間以内にほとんどの腫れは治まります。腫れが引いていればメイクOK!治療当日でも傷跡が気になるのならば、メイクで隠せます。そのため、治療を受けたことが周囲にわかりにくい治療です。

昼頃に治療を受けると、夜には腫れが治まることがほとんど。普段通り仕事をする方も多いようです。

内出血

切開を伴う手術と比べると発生する可能性は低いものの、イタリアンリフトファインでも内出血が見られることがあります。血行を促進させる激しい運動や入浴などは、内出血を悪化させる原因に。腫れや内出血が治まるまでの間は控えたほうが良いでしょう。

治療の流れ

1日目(カウンセリング・麻酔クリーム・デザイン・局所麻酔)

治療は、カウンセリングから開始。糸の挿入部位や仕上がりだけでなく、施術の流れ・アフターケアも説明してくれます。内服している薬があれば、治療に影響する可能性があるのでこの時点で医師に相談しておきましょう。

イタリアンリフトファインで使用する麻酔は2種類あります。最初に、化粧品のクリームと感触がほとんど変わらない麻酔クリームを塗布。施術直前に行なう局所麻酔注射の痛みを軽減するもので、塗る範囲や量を個別に調整してくれます。麻酔クリームを塗った後は、どこに何本糸を入れるのか、鏡を見ながら医師と最終確認。デザインに納得できたら、施術へ進むために局所麻酔注射を打ってもらいます。針の痛みを軽減する麻酔クリームを事前に塗ってあるので、痛みはほとんど気になりません。

施術時間は30分程度。極細針を格子状に挿入し、体内へ糸を留置します。デザイン通りに糸を入れた後は、腫れ・内出血を軽減するために部位を5~10分ほどアイシング。ダウンタイムを最小限に抑えられます。

2日目

イタリアンリフトファインは抜糸が要らない治療法なので、施術後の通院はありません。術後から数時間は腫れ・内出血などが起こる可能性がありますが、2日目になると、普段通りの生活が送れる方がほとんどです。

6カ月

体内に留置された糸が溶ける頃です。周囲の細胞を刺激していた糸がなくなっても造成されたコラーゲンが急に減少することはなく、引き続き造成されたコラーゲンが肌のハリ感アップをサポートします。

8カ月

糸が吸収された後も残ったコラーゲン繊維が肌にハリを与えるため、たるみ防止効果が期待できます。

副作用

糸の位置がズレる・飛び出す

術後しばらくは体内に留置された糸が動きやすい状態なので、位置がズレたり、飛び出すこともあります。最低でも翌日までは、患部を強くこすらないように注意してください。

顔の引きつり

医師の技術力や使用される糸の種類によっては、術後に顔が不自然に引きつることもあります。事前に口コミやカウンセリングなどで本当に信頼できる医師なのか確認したうえで、医師を選ぶのが良いでしょう。

イタリアンリフトファインに向いている人

  • 顔全体のたるみが気になる
  • 小じわや開いた毛穴にも同時にアプローチしたい
  • 顔にメスを入れるのは抵抗がある
  • 周囲にバレないようこっそりたるみ治療を受けたい
  • 腫れや赤みの少ない治療を探している
  • 日常生活にすぐ戻れる治療が良い
  • アレルギーが気になる

安全性

イタリアンリフトファインは、国内では薬機法上、未承認の医療機器・医薬品を使用します。ただ、2019年3月時点でイタリアンリフトファインの事故の報告はないため、安全性に大きな問題はないと考えて良いでしょう。気になる場合は「CEマーク」を取得している糸系治療のスプリングリフトもおすすめです。

持続時間

イタリアンリフトファインで用いられる糸は、6カ月で体内に吸収されます。しかし、コラーゲンの造成を促す効果は6カ月以降も持続。時間経過と共にコラーゲンを造成する力は少しずつ落ちていきますが、半永久的に持続します。

他のスレッドリフトとの違い

金の糸(ゴールデンリフト)

長期的なコラーゲン造成効果が期待できる糸系たるみ治療として、イタリアンリフトファインの他に金の糸(ゴールデンリフト)があります。名前の通り、24金の糸を挿入する治療法です。

イタリアンリフトファインの糸が6カ月程度で体内に吸収されるのに対して、金の糸は体内に残り続けて半永久的に細胞を刺激。コラーゲンの造成や毛細血管の再生を促進し続けます。

イタリアンリフトファインも半永久的にコラーゲンの造成を促進しますが、術後5~6年を過ぎた時点での効果を比較すると、金の糸のほうが高くなります。ただし、体内に糸が残り続けることに抵抗を感じる人やアレルギーが気になる人であれば、イタリアンリフトファインがおすすめです。

従来のイタリアンリフト

イタリアンリフトファインが顔全体へ満遍なく糸を挿入するのに対して、従来のイタリアンリフトの施術部位は、頬に限定されます。頬のたるみを引き締めでは、より高い効果が期待できる治療です。

イタリアンリフトファインの料金相場

細胞を刺激してコラーゲンの造成を促す糸治療・イタリアンリフトファイン。高須クリニックだけで受けられる治療の料金や他の糸治療と比較してお手頃な価格なのかなど、イタリアンリフトの料金相場について調査し、まとめました。

糸治療1回の価格としては平均的

多くの糸治療は「1本あたり4万円」といった表記が多いので、一見イタリアンリフトファンが高く見えるかもしれません。しかし、他の糸系治療も一度に複数本使うため、1回の料金は合計で30万円前後かかります。1回30万円で受けられるイタリアンリフトファインは、平均的な料金相場です。

糸を格子状に皮下へ入れる、イタリアンリフトファイン。何十本も入れるため、1本あたりの価格は各糸治療の中でも特に安くなります。顔全体・首など部位ごとに価格も変わりません。

クリニック別 
イタリアンリフトファインの料金例

イタリアンリフトファインを受けられるのは、現在高須クリニックのみ。ここでは、従来の治療法である「イタリアンリフト」の価格も踏まえて、高須クリニックの料金設定をまとめました。

高須クリニック

顔全体 30万円
首全体 30万円
デコルテ 30万円
バスト 30万円
お腹 30万円
ヒップ 30万円
手の甲 30万円

料金は一律30万円

クリニック独自のリフトアップ施術としてイタリアンリフトファインを行なっている高須クリニック。他の糸治療では「1本あたり」の料金を設定することが多いですが、施術部位へ満遍なく、多数の糸を挿入するイタリアンリフトファインの場合は1回の施術にかかる料金を設定しています。顔全体をはじめ、首やヒップ、手の甲などたるみが気になる各部位ごとに治療を受けられますが、料金がどの部位でも変わりません。

なお高須クリニックでは「イタリアンリフト」も受けられますが、料金は1本あたりで設定されています。1本10万円、6本60万円です。イタリアンリフトは左右の頬に3本ずつ挿入する事が多いので、最低でも60万円はかかると考えたほうが良いでしょう。そのためイタリアンリフトファインは従来の治療よりも料金が半分に抑えられます。

イタリアンリフトファインは部位全体のたるみ治療、イタリアンリフトは頬に特化したたるみ治療と違いがあるためどちらがより適しているかはケースバイケースですが、費用面だけで比べるなら、イタリアンリフトファインがおすすめです。

たるみ治療名医・クリニック事典医療通訳が
選ぶ
スレッドリフト編

スレッドリフトが得意な
クリニックを見る